MENU

パーキンソン病のすくみ足に有効なリハビリ

パーキンソン病の症状の一つにすくみ足というのがあります。パーキンソン病では、歩行に関する症状がいくつかあります。よく聞かれるのは、小股で歩きはじめると加速していく前方突進などですが、反対に歩きだすことが出来ない症状の「すくみ足」も代表的なものなのです。

 

すくみ足は、パーキンソン病の初期段階で出てくる症状ではありません。5年10年といった発症歴が長くなるとだんだんあらわれてくる状態です。本来は平面で前に障害もなく、歩くのに何の問題がない場所であっても、足の裏がまるで地面にくっついたかのように足を踏み出すことできない状態のことを言います。

 

この状態の患者さんを見ていると、歩き出そうという意欲があることはわかります。また腕は歩行を開始しようと振ったりしても足が前についていかないのですね。日常生活ですくみ足が見られるようになると、様々な障害も出てきます。例えばトイレに行きたいと思っても、足がすくんでトイレにすぐいけなくなるので、排泄が間に合わない!その結果、尿意などはあるけれど、おむつを使用せざるをえないとか…。そうなると患者さん自身もつらくなってしまいますね。

 

このすくみ足に対処する方法は、根気よく続けるリハビリです。例えば効果のある運動として、足を踏み出す予定の手前に横線を引くというのが効果的だそうです。その線を乗り越えようとして足を踏み出せるそう。また足を前に出せなくても、その場で足ふみを練習をして、床から足を離すという動作を繰り返すことも効果があります。

 

あとは靴底を少し高くして、身体が前傾に傾きやすいようにしてある方法もあるのです。体が前傾に傾けば、自然と歩き出せそうですね。しかしこれらを実施する場合は、転倒なく歩行できる能力があることが前提です。そのためにリハビリをする時には、すくみ足に対してだけではなく、下肢を筋力を鍛える運動を同時に取り入れて、歩行運動が出来る筋力も維持していく必要があります。